『中盤の戦いは好きだけど、布石はよく分からなくて苦手』という方もおられると思います。囲碁のなかでも一番難しいとも言われる布石について書きたいと思います。
囲碁のなかでも難しい布石 コツはある?
布石について、上達するコツは正直言ってないと思っています。実際対局のとき、考えてもきりがないという感じで打つときもあります。プロの棋士でも、布石を100パーセント理解している方はいません。
藤沢秀行先生が囲碁について、『神様が100解っているとしたら、自分は7しか解っていない。』とお話しされていたそうです。その囲碁のなかでも難しいと言われている布石。分からなくても当たり前です。布石の勉強も必要ですが、そこに長い時間を費やすなら、他の勉強にあてたほうが効率的かと思います。
布石の勉強法は?
特に級位者の方は、序盤はプロ棋士の布石を真似るのが良いと思います。私もそうでしたが、多くの人がそうしていると思います。
以前の記事にも書きましたが、布石の勉強には棋譜並べが一番良いと思います。私がお勧めする棋士は、高尾九段と武宮九段です。高尾九段や武宮九段はきれいな碁で手厚いので参考になります。形が美しくお手本になる碁なので、並べると勉強になると思いますよ。もちろん、自分の好きな棋士でも良いです。プロ棋士の棋譜ならどなたの碁でも参考になります。
棋譜を並べるとき心掛けるとよいことは、自分だったらどこに打つか?と考えながら並べることです。実戦を意識しながら勉強すると、上達のスピードも上がります。あと棋譜を最後まで並べるのは大変だと思うので、30~50手くらいまででも十分です。
布石と定石についてですが、正しい定石を選択しないと布石が悪くなることがあります。実戦を重ねていけば、定石は自然と身についていくので、無理に勉強する必要はないと思います。
こちらの記事でも布石について書いています。
囲碁の布石と考え方
私が愛用している布石などなど。
流行の布石について
棋力が高段になればなるほど布石は重要になっていきます。プロとなれば布石の失敗で対局を落としてしまうこともあります。序盤で後れを取らないように、みんな勉強して今は布石の研究がすごく進んでいます。
最近研究課題の布石は、この形がよく打たれています。
かかり一本で高い中国流
これは今世界で打たれている研究布石です。まだ決定版は出ていません。世界ナンバーワンの柯潔九段が最近愛用しています。高い中国流は、力自慢の方がよく打たれています。
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