囲碁が強くなっても形勢判断は苦手。という方は結構多いのではないでしょうか?囲碁は野球やサッカーのように何点リードしているとかがはっきりしません。プロ棋士でも、本当に正しく形勢判断できているのはトッププロだけだと思います。それだけ正しい形勢判断は難しいです。
形勢判断 楽観派と悲観派
形勢判断をすると楽観派と悲観派のタイプに分かれます。楽観派の人は、安全な手を選び勝とうとするタイプですね。悲観派は、形勢を悪いと思い、結構いっぱいに打ってこようとするタイプです。形勢判断するとこの2つに分かれます。
ちなみに私はどちらかというと楽観派になるかもしれません。形勢判断したおかげで緩んで負けてしまうこともあります。ちょっとずつ減点な手を打つことになると、向こうは頑張って、こっちが緩むわけですから良い碁もちょっとずつ悪くなってしまうこともあるわけです。
こう書くと、楽観派より悲観派が有利に感じるかもしれませんが、逆に悲観派は形勢が良いのに、いっぱいに頑張りすぎてやりすぎることがあると思います。どちらが良いとか言えませんが、性格が出るんですね。
目算と形勢判断 コツや方法は?
形勢判断や目算が得意なプロ棋士といえば、石田芳夫二十四世本因坊です。その正確さから『コンピューター』というニックネームをもっています。
きちんとした形勢判断は、相当強くなってからではないと正確にするのは難しいですし合っていないと意味がないので、しないほうが良いと思います。私は対局中一応形勢判断しますが、本当に正しくはできていません。
しかし全く形勢判断をしないと、やきもちを焼いて、形勢が良いのに相手の陣地に入って全部殺されたりすることもあるので、全体をみてざっとおおよその形勢を判断するくらいが良いでしょう。ちょっと形勢をみてから、相手の地になるところや模様に入るかどうか決めましょう。
プロでは、終局したときにどっちが何目勝っているか分かっていないとプロではないですが、アマチュアの有段者の方であれば、5目の微差で形勢判断が分かれば立派だと思います。私は時間があれば半目勝負なども分かりますが、早碁だと目算(形勢判断)はできません。ある程度勘で打っています。早碁の場合は形勢判断をしていると着手が乱れるので、あまりしない方が良いかもしれません。早碁でない場合は、中盤から終盤にかけて3回くらいを目安にざっと目算し形勢判断することをおすすめします。
最後に、級位者のうちは形勢判断をあまり意識し過ぎず、一番良い手はどこだろう?とよく考えながら打つのが一番良いと思います。
形勢判断・目算を含む全6回の講義動画
登録特典動画3本プレゼント
無料メルマガはこちら
↓↓↓