囲碁は、やる気があって正しく勉強さえすれば、どなたでも級位者を脱して初段以上にはなれるゲームだと私は思います。
また囲碁は、性格が出るゲームということもあり上達のスピードには元々個人差があります。しかし、一番大きな上達スピードの差を生む原因は、それぞれの勉強方法の違いによるものだと考えられえます。
「級位がなかなか上がらなくなった」「なるべく早く初段になりたい」今回は、そんな方にぜひ読んでいただければと思います。
級位者の棋力アップに大切なこととは?
囲碁を始めて、たった1年で四段になった。という方もおられるという話を聞いたことがあります。すごい上達のスピードですよね。その一方で、なかなか初段になれず悩む方もおられます。やる気もあって、熱心に勉強もしている・・・でもなぜ、上達のスピードに大きな差が生まれてしまうのでしょうか?
それはおそらく、「勉強方法のちがい」だと思います。それも、「基礎」の部分がしっかりと身につくような勉強をしているか、していないか。で徐々に差が大きくなります。ある程度までは上達しても、基礎がしっかりしていないと必ず棋力の頭打ちが起こってしまいます。
せっかく囲碁を始め、好きになってやる気もあるのになかなか強くなれない。それはとてももったいないことです。勝負なのですからやはり負ければ悔しいですし、負けが続けば嫌になると思います。私もネット碁や試合などで負けると非常にダメージを受けるタイプなので、負けたときの気持ちは痛いほど分かります。
囲碁は大変奥が深く、単純に勝ち負けが全てではありませんが、やはり囲碁を楽しく続けるためには勝負に勝つ強さを身につけることも大切だと思います。正しい基本を身につけていれば、その後の勉強もとても効率的に活かすことができます。
目の前の対局に勝つことも大事ですが、級位者の方には特に、この先の長いであろう囲碁人生を考え、しっかりと基礎を固める勉強方法を選んでいただきたいと思います。
本手が身に付いていますか?
基礎=本手(良い手、良い形)だと私は思います。逆に、基礎が身についていないとウソ手(悪い形)の癖がついてしまいます。ウソ手の癖が一度身についてしまうと、それを直すのには結構な時間も掛かりますし、本当に大変です。
級位者の方に、基礎をしっかりと身につけることをおすすめしているのは、ウソ手を修正するという苦労をしてほしくない。という思いからです。囲碁を始めてから時間が経てば経つほど、ウソ手を直すのは大変です。早い段階で基礎の大切さに気づければ、それに越したことはありません。
ですが、ウソ手が身についてしまっているから弱い。というわけではありません。碁会所で5,6段で打っている方でも、なかにはしっかりと本手が身についていない方もいます。そういった方に教わると、やはりウソ手が身についてしまう可能性は高くなってしまいます。
また、碁会所などで自分より上手の方と置碁で対局するとき、置き石をしているため上手の人も余裕がなくなり、勝つためにウソ手を打ち強引に勝ちにくることがあります。下手の方もまちがえて覚えてしまうのはもちろんですが、上手の方も、ウソ手が癖になってしまい双方に良いことはありません。
指導碁をおすすめする理由
正しい形を学ぶには、本手や詰碁の本はたくさん出てますし、教材DVDもあります。しかし、級位者の方が独学で勉強するのは大変なことだと思います。そして、やはり対局で勝つには実戦の感覚が非常に大切です。
詰碁を解くのももちろん勉強にはなりますが、一部分は良くても全体で負ける。ということも起こります。普段から、実戦で感覚を養うことは、強くなるためには欠かせません。また、対局のときはじっくりと考え、先を読みながら打つことが大切です。
そして、対局をして終わりではなく、できたらその碁を検討できれば一番いいですね。しかし、級位者同士では、対局した碁を記憶している方はなかなかおられないかと思いますし、検討することも難しいと思います。
級位者の方には、ぜひ本手がしっかりと身についている上手から、指導碁を受けることをおすすめします。あとは、碁会所で研究会などがあったら、参加すると勉強になることもあると思います。
まとめ
級位者の方にとって、基礎(本手)を身につけるこがどれだけ大切なことか説明させていただきました。数学も、基本の数式が間違っていたら、難しい応用問題も解けません。囲碁もそれと同じだと思います。
また、「好きこそ物の上手なれ(どんなことであっても、人は好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早い。という意味)」ということわざがありますが、全くその通りで、まずは囲碁が好き・楽しい。という気持ちがあってこそだと思います。
その気持ちと、自分の努力、上手からの指導・助言があれば初段の壁も突破できると思います。
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